フリーペーパー読みふける間に知らず越ゆ一葉ゆかりの春日駅なり
フリーペーパーという形態の雑誌を最近よく見かける。おおかたは、写真がきれいだったり情報が便利だったりクーポンがついていたり、文章がちょっと読み捨てるのに便利だったり、というものなのだが、そのなかで「中央公論Adagio」というのが、結構面白い。配布する近辺の文学ゆかりの地を、結構貴重そうな写真でもって、きちんとした文章で紹介している。ちょっと前に見た誌面に特集として組まれていたのは、太宰治、三島由紀夫などの文学者だったのだが、地下鉄の吊し広告にもみかけ気になっていた今号の特集は、「樋口一葉と春日を歩く」というもので、ちょうど地下鉄三田線春日駅で乗り換える予定だった私は、近隣の駅で手に入れたこの雑誌に読みふけってしまい、その間に、春日のその駅を越えてしまって、一駅ほどを戻る羽目に陥ってしまったのだった。年末の忙しい時期に、なんとも仕方のない話なのであるが、今度、ちゃんと時間をとって、下車をし、歩いてみようかな、と思う界隈、記念館も一度行ってみたいとおもっているのだけど、なかなか機会を持つことができないでいる。純度の高さも文体も、きっと一葉の小説は、日本では最高峰ということになるのだろう。でも、たとえ結核が流行ってなかったとしても、あんなの書いてたら、きっと病気で死んじゃうんじゃないかなあと思います。(すいません、小説は斜めよみしかしていませんが。。。)
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